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カム送り解錠(バイパス解錠)
警視庁が平成14年9月に公表した新たな侵入手口のひとつです。
シリンダー(鍵穴)を迂回して直接錠ケース内部に働きかけてデッドボルトを作動させて、
不正解錠する方法です。
CP−C認定シリンダー(※)であっても、関係なく容易に不正解錠されてしまう危険な手口です。
※CP−C認定制度:財団法人 全国防犯協会連合会が平成12年7月から始めた、
耐ピッキング性能を評価する制度のことです。
シリンダー(カギ穴の円筒部分)だけを対象に耐ピッキング性能を評価する制度であり、
耐破壊性能には及ばないのです。
認定の有効期間は認定を受けた日から3年間です。
「CP−C」は、Crime Prevention-Cylinder(防犯シリンダーの頭文字です。)
『カム送り(バイパス)解錠対策として』
カラーのスペーサーは、プレス製などですと、潰される可能性があります。 真鍮無垢製の、カム送り(バイパス)解錠対策がされているシリンダーに交換をお勧めいたします。 市販で、カム送り(バイパス)対策用のリング(スペーサー)も販売されているようですが、 根本的な対策にはなりませんので、やはり、シリンダー交換をお勧めします。